競争に勝つには、欲求を知ること。
人間の欲求は果てしない・・・
マズローの欲求段階説という理論もあるが、
たしかに、生きるための生理的な欲求であるほど、初期の欲求であろう。
お金が欲しいというのは、
社会の中では初歩的な欲求であろうから、
誰でもお金が欲しいのは当たり前。
だけどそこは、
「なんのために」お金が必要なのかが問題だ。
温泉旅館に1泊2日で2食付いて、15000円という価格は、
もちろん、人によって「高い」し「安い」のであるが、
多くの人は経験的に妥当と判断する。
15000円を払ってでも、
そこの土地の名物料理が食べたい、
その旅館の露天風呂に浸かりたい、
その部屋からの眺望を楽しみたい、
または、とりあえず寝るだけでいい、
と、温泉旅館に宿泊するお客様の目的はバラバラだ。
アンケート調査などから読み取れることもあるが、
「お客様の最も重要な欲求が満たされれば、
他の要素の評価は甘くなる」と考えている。
露天風呂を目的に来て、それに感動して十分満足すれば、
食事の質が期待はずれでも、部屋の環境が多少悪くても、
仲居さんの手違いなどがあっても、
かなり寛容な評価をする事になる、
とうことだ。
ということで、
もしあなたが、その土地で3番手以下の旅館であるならば、
是非、同じ源泉を使っている競合旅館との差別化をすべきであり、
まちがっても総合力で勝負をしないことだ。
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外国人観光客から、しっかり稼ごう。
外国人観光客の取り込みに、各施設はもちろんのこと、
自治体もその経済効果の大きさにかなり力を入れている。
インバウンドと言えば、
中国の爆買という印象が先行してしまうが、
台湾、韓国に加え、インドネシア、タイ、マレーシア、香港、シンガポール
などからも、大勢訪日している。
しかし、
すべての旅館や地域が恩恵に預かる訳ではない。
一般的にはゴールデンルートと呼ばれる、
大阪/京都/富士/東京/北海道が主流だが、
最近はSNSの効果もあって、全国に日本人も気がつかなかった
人気スポットが全国にあったりする。
地域が町おこしの一環として取り組んでいる事業が、
ちょっとした事で世界中の話題になる事もある。
温泉旅館にとって温泉地自体の人気が高くなればベストだが、
近くの観光地の人気がでることでもチャンスは広がる。
しかし、いずれのケースであっても、
自社の旅館が潤うとは限らない。
目的地が決まったら、ここからようやく温泉旅館の競争が始まる。
国内市場でのマーケティングとは違う方策が必要だ。
自国での生活習慣や価値観、流行、気質、購買動機など日本人には知り得ないことも多い。
もちろん、温泉文化を知らない人たちを相手にする訳で、
その人たちに温泉旅館のすばらしざを理解してもらい、
利用してもらうためには、
相当な覚悟が必要で、お金も時間もかかる。
そこで、行政との連携をして行く事になるのだが、
行政がインバウンド需要を取り込んでビジネスに発展させる訳ではないので、
自ずと自社でがんばるしかない。
長年、旅行代理店からの送客だけを頼りにして、
自社のマーケティングを進めてこなかった温泉旅館は、
またもやシティホテルや都心のホテルとの差が
大きくなる事になってしまうかもしれない。
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・・・とはいえ、二番煎じは強い。
その業界のリーディングカンパニーは相当な苦労をしている。
新しいモノ(コト)を開発しなければ成長しないので、
そのための投資も半端ではない。
そしてヒット商品が生まれて、
投資を回収できるほど利益を得ることができれば、大成功。
しかし、
すぐに2番手企業が真似をして市場投入し、
価格競争が起こって収益が悪化して行く。
この繰り返しです。
初期投資には、開発のための費用や市場での認知のための費用など
多くの犠牲がある。
しかし、2番手にはその犠牲は少ない。
なので新しい市場では、
2番手が勝つパターンが多いのはあたり前。
いろんな要素があるので必ずしもそうとは言えませんが、
宿泊産業の場合もしかりです。
クオカード付きプラン
朝食無料
貸し切り露天風呂 ・・・・
その利用目的によってヒットするものは様々ですので、
一度、近くの旅館のヒットプランを真似してみよう!
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