外国人観光客から、しっかり稼ごう。
外国人観光客の取り込みに、各施設はもちろんのこと、
自治体もその経済効果の大きさにかなり力を入れている。
インバウンドと言えば、
中国の爆買という印象が先行してしまうが、
台湾、韓国に加え、インドネシア、タイ、マレーシア、香港、シンガポール
などからも、大勢訪日している。
しかし、
すべての旅館や地域が恩恵に預かる訳ではない。
一般的にはゴールデンルートと呼ばれる、
大阪/京都/富士/東京/北海道が主流だが、
最近はSNSの効果もあって、全国に日本人も気がつかなかった
人気スポットが全国にあったりする。
地域が町おこしの一環として取り組んでいる事業が、
ちょっとした事で世界中の話題になる事もある。
温泉旅館にとって温泉地自体の人気が高くなればベストだが、
近くの観光地の人気がでることでもチャンスは広がる。
しかし、いずれのケースであっても、
自社の旅館が潤うとは限らない。
目的地が決まったら、ここからようやく温泉旅館の競争が始まる。
国内市場でのマーケティングとは違う方策が必要だ。
自国での生活習慣や価値観、流行、気質、購買動機など日本人には知り得ないことも多い。
もちろん、温泉文化を知らない人たちを相手にする訳で、
その人たちに温泉旅館のすばらしざを理解してもらい、
利用してもらうためには、
相当な覚悟が必要で、お金も時間もかかる。
そこで、行政との連携をして行く事になるのだが、
行政がインバウンド需要を取り込んでビジネスに発展させる訳ではないので、
自ずと自社でがんばるしかない。
長年、旅行代理店からの送客だけを頼りにして、
自社のマーケティングを進めてこなかった温泉旅館は、
またもやシティホテルや都心のホテルとの差が
大きくなる事になってしまうかもしれない。
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