温泉旅館 バンザイ!

世界に誇れる「温泉旅館」にしたい!

必要経費であり必要悪でもある

温泉旅館でだけではなく、宿泊産業全般に言える事だが、
販売手数料をどう考えるのかは重要です。

一般的な旅行会社の販売手数料は、
ケースに寄って10~25%くらいの幅はあるが、
卸し販売価格(上代ではなく)15%程度が一般的で、
20,000円で代理店に卸せば、3000円は差し引かれる構図。

旅館は、手残りを考えれば、
消費者に20000円で買ってもらえるサービスを
17000円で利益を出せるようにしなければ経営はできなくなる、
と言う事です。

これが、ネット販売だと手数料は8~15%と割安になるので、
供給者も手数料の低いネットに流れて行くことになって、
旅行会社も業界再編となっている。



さて、
ここで重要なのはプライシングという価格設定だ。

当然、原価から積み上げて
適正な利益を残すようにしていくことも重要だが、
同じ地域や近隣の競合旅館が、販売している価格を知る事や、
消費者にどの程度受け入れてもらえるのか、
またどんなニーズがあるのか、
など多くの事を踏まえる事が重要です。


インバウンド需要で、宿泊需要全体が伸びており、
好調な決算を出す温泉旅館も多いと思いますが、
市場が拡大すれば、参入も増えて価格も低下して行き、
すぐに競争は激しくなって、淘汰が始まって行くことになるのです。


サービス商品としての自館の位置づけを決める。
そして、
販売チャネルの状況を踏まえ、手数料を見越し、
商品の造成と価格設定をすすめて行くことが
旅館経営の中では欠かせない事かと思います。

温泉旅館の販促パートナー
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