余暇消費は極端には減らない
温泉旅館の宿泊ニーズは、というと、
1年間で国民の54%が温泉旅行をする、
一年に1回行くのは62%、
年間平均1.3回温泉に行く、・・・
など、いろんな数字がある。
また、好きなレジャーとしてトップに挙るのは、
温泉、外食、カラオケ、旅行などの
「安い」「近い」「短い」
ほぼ固定化したレジャーだ。
ある意味、
温泉旅館が総合レジャーセンター化しているのは
こいったニーズを考えれば納得するところか・・・。
一方、「レジャー」を大きく捉えると、
身近なものから大きなものまで多種多様だ。
そのため、利用する施設や形は変われど、
家計の中で余暇費の占める割合は、
それぞれのライフイベントによって多少の上げ下げはあるはが、
極端に大きく下がる事は少ない。
マーケットニーズという視点においては、
温泉旅館にとっては、非常にチャンスは多いと考えれる訳で、
問題は、温泉旅館が提供できる供給量。
一日での最大値が決まっていて限界があるが故に、
客単価をあげて行くか、もしくは稼働を高めて行くのかが
戦略上、大きな課題となる。
そこで、温泉旅館がビジネスホテルと比較される事もあるが、
分けて考えなければならないポイントは、
利用が「目的地」になるかどうか。
余暇費は家計の中ではもっとも削りやすいと言われますが、
ボーナスが減ったから
温泉旅館を止めて、近場の温泉か外食に代わることはあっても、
その余暇活動がすべてなくなる事は少なく、
代替需要に成り代っていることが多い。
なので、競争相手がどこなのかを考える時に、
もしかしたら、
パチンコ店やボーリング場になるのかも知れません。
「可処分時間」がデフレを解決する!!―なぜConsumeは「消費」になりさがったのか?
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