地域の再生/創生
地方と都市の格差は、
所得、最低賃金、失業者数、産業生産などあらゆる数値で出て来る。
しかし数字上では理解できていても、
その実、ピント来ない所がある。
国会答弁で、
景気が良くなって妻が25万もらえるとした仮定したではないが、
何を語ってみた所で、
地方と都会の両方での暮らしを経験しない限り、
そのリアリティはないのが実情だろう。
そんな地方を再生しよう、
あるいは地域おこしをしよう、
と、政治の世界では、大きな盛り上がりを見せている。
温泉旅館も地方経済の中では、まだまだ有力な資源であるが、
それを支えるのは、利用者である事は間違いない。
その意味では、地方経済の大きなハンディは、
「人が集まらない事」が最大のネックである。
しかし一方で、最近は地方創世のブームもあってか
就農する若者や、古民家のリノベーションに済むリタイヤ世代、
格安マンションに移り住む年金生活者、
Iターンして家業を継ぐサラリーマン、など
地方活性の一翼を担う人の流動のニュースも良く見かけるようになった。
最近では、町や市が一体となって盛り上げるケースもあり、
一定の成果を出しているというニュースも多い。
ただ現実的な問題も多いようだが、
多くの事例は、再生に成功したのは一時だけであって、
補助金などの行政バックアップが無くなったとたんに元に戻る、
という結末も多いと聞く。
なので、と言うか、だからこそ、
既存の有力産業の基盤を固めて行く事が重要なんだと。
そう言った意味でも、温泉旅館は地元産業にとっての大きな資源である。
その資源を最大限に活かすためには、
いろんなノウハウが必要になるのだが、
もっとも大事なのは、その地域の特徴や強み、弱みを見出し、
あるべき方向に導くリーダーシップや、ディレクションではないかと思っている。
いま多くの若者が様々な希望を持って、地方を目指している。
今が地方にとって再生できるのか今のままかの分かれ目の時ではないかと思う。
どんな戦略と寛容性を持って、来る者をどう迎えるのは
そのリーダーに手腕であり、引いては地域再生の要である。
温泉旅館の販促パートナー
http://jcamellia.jimdo.com/
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