言葉は悪いが・・・・
レベニューマネジメントのベースの考え方にあるのは、
「価格の決定者は、売り主である」
という至って単純な理念だ。
企業経営は、
成熟市場の中では、商品戦略だけで成り立たなくなっている。
やれCSRだの、コンプライアンスだの、
社会との係り方も、非常に大きな企業価値となっているからだ。
そんな中で、
いま宿泊産業では、レベニューマネジメント、
すなわち収益管理という手法が主流になっている。
とくに東京や大阪のビジネスホテルは極端だ。
残業してタクシーに乗るんだったら、泊まった方が安いので、
よく近くのホテルに泊まったものだ。
4000円もあればなんとか泊まれたが、
今では8000円は下らない。
そう、ホテルやレンタカーや飛行機など、価格が極端に違う。
空間サービスや装置産業などは
この収益管理手法を駆使することで収益を伸ばしている。
以前より温泉旅館は、正月やお盆は価格を高く設定して、
そこで最大の収益を出すという手法だ。
今では、むしろもっと細分化した需要を見極めて、
一日の間でも価格をその時々で変動させ、最大化を図っている。
先日、家に帰れずに泊まった地方都市の狭いビジネスH。
8000円の宿泊代にちょっと・・・
色んな要素があり、一元的な見方はダメなんですが、
「足もとを見やがって、がめついホテルやっ・・・!」
というのが正直な感想。
でした。
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