温泉旅館 バンザイ!

世界に誇れる「温泉旅館」にしたい!

チェーンのマジック

世の中ではチェーンストアが山ほどある。

近所に数店を構える八百屋やケーキ屋などの小規模から、
その地方限定のスーパーや飲食店、
または全国規模の家電量販店やコンビニ。
そして世界にも出店していくアパレルやラーメン店やうどん店もある。

温泉旅館でさえ最近はチェーン店が多い。


バブル崩壊後から経営がかわり、
これまで地域資本で成り立っていた温泉地に
同業者だけではなく他業種、海外投資会社などの多様な資本が流れ込み、
その結果、
地域ならではのもてなしや、サービスそのものが変容して行く。

中でもチェーン展開をする旅館は、
多店舗化によって得られる多くの情報を武器にして、
改善のスピードを速めて品質を向上させる。
また、スケールメリットを最大に活かして、
仕入やマーケティングへの効率も高める。
そして
経営そのものに対しての考え方が違っている事もあって、
何よりも競争力をもった価格で市場に参入する。


そもそも温泉地は、
地域資源である温泉が、その地域の経済の活力となって発展し
今に至っている。

今や、温泉旅館を取り巻く環境は大きく変わっている。
交通、価格、客層、すべてにおいて変化している中で、
これまで培った文化を残して行くためには、
独自の戦略を持つことも必要だが、
地域自体もチェーン店が持っているノウハウや情報や思想などを、
柔軟に取り入れることも必要だ。

しかし、一方のチェーン店が、
地域との結びつきを無視し、出先機関としての役割に留まるのであれば、
将来の展望は厳しいと感じる所だ。

 

 

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渥美俊一選集〈5〉チェーン化への道

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