レヴェニューマネジメントは顧客置き去り??
接客業をしていると、
「お客様に喜んでもらえる」「ありがとうと感謝される」、など
顧客との接点がこの仕事の「やりがい」と感じる人が多い。
感謝されて嫌な人はいないでしょうし、ありがとうご言われて
きを悪くする人もいない。
お客としては、当然その対価を払っているので、
それ以上の「何か」があれば、お礼を言ったり感謝したりする。
しかし、旅館のような長期でのサービス提供が必要な場合、
色んなポイントでのお客様とのタッチがあったりするので、
働く側は、その「言葉」を頂くためになかなか気が抜けないのが本音だ。
がんばって、最高のサービスを尽くしても、
最後の支払いの段階で、
いろんなお金が加算されて、金額が予想以上に高くなれば、
これまでのご機嫌も一気に飛んでしまうこともある。
温泉旅館では当たり前ではあるが、
平日と休前日では料金も違う事も多く、
特に正月やお盆などは、法外に高い価格を設定している。
「高いのはわかってはいたが、やはり高い・・・」となれば、
「あんな程度のサービスで、この値段か・・・」など思われてしまうと、
不満のタネは、増して行くばかり。
今、もてはやされているレベニューマネジメントは、
収益向上には十分役立つ手法であるが、
このような印象を持たれてしまうと、
リピーターを生まない可能性も秘めている。
ましてや、ブランディングには向かない
よく会社の戦略を練り、
全体の方向を見定めてから大いに取り組む手法だ。
温泉旅館の販促パートナー
http://jcamellia.jimdo.com/