地域おこし協力隊 全国サミット
11月28日に
「第2回 地域おこし協力隊 全国サミット inひょうご」
に参加した。
内容としては、
全国の津々浦々の地域に派遣されている隊員のなかから
350名が一同に集い、
現状の活動報告やPRなどを行い、
四万十川で実際に村おこし事業に成功した会社の社長の講演、
地域おこし協力隊員の現役生とOBを交えたトークセッション、
そして現在の活動報告、
という内容。
恥ずかしながら、
この制度のことを知らずに、電車の中吊り広告を見て初めて知ったので、
彼らのその活動には、関心するとともに興味を持った。
観光PRや地域の新事業、
教育協力、
地域資源を活用したアート活動や、
移住促進、
地産食材を使った飲食店、
職業訓練・・・・
実に内容も様々。
任期は3年だが、
隊員に参加した方たちの約60%が地元に残ることになるようで、
地域にとっても、ありがたい制度かと感じる。
決して十分な給料ではない(1/3以下になった言う人も)が、
多くの人が、今の仕事に見切りを付け、
可能性にかけてチャレンジする人だろう。
中には新卒して参加したメンバーもいたが、
人材と地域の架け橋になっている事には間違いなく、
高齢で活性化しない地域のために、
都会の若者たち働き、
そこで生活をしている。
その事だけでも、地域にとっては新しい変化であり、
その地域の人に刺激になっている、
という報告もあった。
裏を返せば、いかに地域の活力が低下しているのかを
象徴するような報告だ。
実際の成功した「株式会社四万十ドラマ」の社長の講演では、
生産者の協力の重要性を強調されていた。
外からの力だけではなく、
内からの活力をどう引き出して行くのかが重要であると。
これは、人間も同じ。
何らかの興味ある情報や、
モチベートされるモノ、もしくは外圧があって、
はじめて活力が生まれる。
地域を、人間に例えて考えてみると非常に納得した。
活力を失った地域には、
きっと何らかのきっかけが必要なんだと。
そのきっかけをもたらすのが、地域の人間であれば良い訳だが、
地域の特産や、風土や文化などその地域ならではのものであれば、
何だって良いのだ。
見つからなければ、こういった制度を活用するのも良いだろう。
とにかく、
上手にやればもっと儲かるだろうと思われる地方ネタは、
いっぱい転がっているのかと日々感じる所だ。
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